2012年6月アーカイブ

第1回 東京無形文化祭が公益財団法人日本伝統文化振興財団主催により開催されます。

10回近い公演のうち、

7月24日19:00~紀尾井ホールで「踊る 舞の競演」と題した催しあり、

狂言の「三番三」(大蔵流ではこの表記)を山本泰太郎、

半能「石 橋」をシテ辰巳満次郎、ワキ福王和幸、

それぞれ笛:栗林祐輔 小鼓:大倉源次郎 大鼓:大倉慶乃助 太鼓:大川典良

のメンバーで演じます。

更に最後は舞楽あり、大変面白く珍しい催し、是非御高覧下さい。
                                            
tokyo mukei fes. ura.jpgtokyo mukei fes. omote.jpg


関西唯一の宝生流定期能「七宝会」は、金沢から大阪に移った

祖父辰巳孝一郎が興しました。

当時、「生き残っていた」7人の侍、いや、能役者を集めて「七宝会」としたのです。

それがちょうど80年前ということになり、

亡父辰巳孝の妹である辰巳美也子が七宝会会報に連載したものを

編纂して刊行いたしました「七宝会の誕生とそのあゆみ」。


生き証人が様々な思いを、ある時は熱く、或る時は控えめ?に、

七宝会に関連するそのころの世相風俗も多少解る、貴重な資料となりました。

その当時の演能写真は勿論、スナップもあり、

手前みそながら良く頑張ったものと思います。


良ければ御一読賜れば、幸甚でございます。

定価800円  お問合せは七宝会072-831-3206まで


shippoukai ayumi hyoushi.jpg
shippoukai ayumi open.jpg


韓国国立民族博物館(通称ミンパク)で端午の節句(旧暦)イベントに

歴史上初めての日本伝統芸能紹介が開催されます。

ミンパクは国内では「朝鮮民族美術館」であり、他国のものを紹介する意味がないことが

大きな理由でのようでした。

日本のモノだけではなく、日中韓の文化紹介となっていますが、

当初17日開催予定でしたので名古屋宝生会出勤のため代役を立てておりましたが、

急遽24日に延期(こんなことが結構多いのです・・・)、

私が馳せ参じることになりました。

詳しくは以下からご覧下さい。入場無料です。



ミンパク 端午イベント



名古屋の宝生流定期公演が17日(日)名古屋能楽堂(名古屋城正門前)で

13時より開催されます。


今回は

能 「杜 若」シテ宝生 和英

狂言「呂 連」シテ野村又三郎

能 「是 界」シテ和久荘太郎

仕舞「兼 平」辰巳満次郎 
   「天 鼓」武田 孝史

となっております。

「父の日」にお父様と御一緒にいかがでしょうか?

一般 5,000円   学生2,500円  全自由席