2010年8月アーカイブ
彼の「泉鏡花」は金沢の出、母親は加賀藩お抱えの大鼓方で、
その兄は明治の名人「宝生九郎」の最高門弟である「松本金太郎」。
金太郎の長男松本たかしは作家・俳人で映画化された「獅子の座」原作者。
次男は松本恵雄師(故人 人間国宝)、つまり鏡花の従兄弟です。
大変宝生流とかかわり深いお家です。
さらに鏡花の弟も作家で「泉斜汀」といい、
その息子能楽師「新井桜(故人)」は私の亡父の弟子でありました。
その新井氏が岐阜の「岩村町(現在合併して恵那市に)」で
「いわむら城趾能」という薪能を企画制作してから、
25年続いています。
今年は開催場所の岩村藩主邸後ろに、薪能開催日28日まで、
天守のパネルを飾っているようです。
演目は半能「桜川」、狂言茂山家、能「黒塚」です。
昔ながらの城下の面影を遺し、造り酒屋さんや、
カステイラ屋さんもあります。
また、「女城主」の悲哀伝説も・・・
是非、山奥の風情ある城趾までお越しください。
「椿山荘」内の料亭の特別献立と、
私のとっておき「体験・実演付き能楽ワークショップ」をお楽しみいただける
第5回「和 塾」重陽の宴が、9月8日に 開催されます。
締め切りは9月1日、お早めにお申し込みくださいませ!
主催:「和 塾」 塾頭 鈴木ルミ子氏
日時:平成22年9月8日(水)18:30より
場所:料亭「錦 水」(椿山荘)
料金:18,000円
申込:03-3943-5489 (受付時間9:00~21:00)
詳しくは以下のPDFをご覧ください。
なるほどがってんポッドキャストで、
今年の「満次郎の会」の特番その2をアップしていただいております。
今回も、様々企んでおりますが、少しずつ内容公開しております。
お聞きくださいませ!
なるほどがってんのシテ方インタビューがアップされております。
今回は「大仏供養」を勤める甥の辰巳孝弥にインタビューしていただきました。
好きなことを言っておりますが・・・
よろしかったら聞いてやってくださいませ。