お陰さまで、1日半の「全国巽会」と「七宝会別会」を無事に終えることができました。
会終了後は亡父を偲ぶ会も行い、100名を超す御参加を得て、
皆々様のお力で、良い追善供養公演を取り行わさせていただきました。
暑さきびしき折に、また台風接近の中、２日間、見所もいっぱいにしていただき、
これほど有難いことはございません。
３連休に、祇園さんに、なでしこジャパン優勝に・・・。
いろいろ様々な３連休でございました。
私も最後に「杜若」沢辺之舞を勤めましたが、
有難さに心身の疲労も感じずに留め拍子を踏むことが出来ました。
同門の役者たちも、よくぞ会を支えてくださり、
立派な舞台を勤めてくれました。
宗家を始め、助演の方々のお力添えも感謝します。
なお一層気を引き締めて、関西での宝生流の良い催しを
増やしていきたいと決意いたしました次第。
時期が重なっておりますが、１７日（日）と１８日（祝）に
大阪能楽会館において亡父の７回忌追善の催しを開催いたします。
祖父時代から１００年続く社中の会「巽会」（アマチュア発表会）の
全国大会を１７日１０時～と１８日９時～開催いたします。
東京・静岡・名古屋・豊橋・京阪神・中部・九州から多数ご参加、
故人を偲び舞い謡っていただきます。
１８日１４時～、引き続き「七宝会別会」を開催、
能「清 経」音取：倉本雅、能「杜 若」沢辺之舞：辰巳満次郎、
舞囃子「綾 鼓」：高橋章、仕舞「松 風」：宝生和英ほか、
故人の薫陶を受けた演者総出演で仕舞がございます。
お出掛けいただきますれば幸甚に存じます。
暑中お見舞い申し上げます。
明日は御馴染み？の五雲会でございます。
この暑さのなか、お出掛けいただきますのも恐縮ですが、
若手中心で頑張っております「五雲会」、
全世界でも唯一「能４番狂言２番」の定期能公演を開催しております。
「草 薙（クサナギ）」辰巳大二郎：
７月の宝生ご参照に！
「歌 占（ウタウラ）」今井泰行：
頓死して３日後に生き返った神職が、
歌占をしにきた少年（実は生き別れた我が子の幸菊丸）と行きあい、
歌占によって親子と判明、喜びの対面をします。
ともに来た男（ツレ和久荘太郎）の所望により、
地獄の曲舞（クセマイ）を舞います。
このクセの部分は「山姥」「花筐」とともに「三クセ」と呼ばれる、
謡も舞も大変に技術レベルの必要とされるものです。
「半 蔀（ハシトミ）」亀井 雄二：
立花供養を行う僧のもとに現れた女。
夕顔の花の精か、光源氏と恋をし、儚い命を終えた夕顔の霊か・・・
舞台上に半蔀の作り物（セット）を置き、優雅なクセと序の舞で、
幽玄の世界へ。※眠りの世界へはいらっしゃらない様に！
「土 蜘（ツチグモ）」金森 隆晋：
源頼光に祟り薬も効かない病気にした上に、更には病床を襲う怪僧。
枕元の太刀で反撃し傷を負わせえるが、
逃げ去った土蜘蛛を、家来の独武者（ヒトリムシャ）が退治する、
痛快娯楽作。蜘蛛の糸をまき散らします。
以上、節電モードではありますが、エアコンディショナーのきいた
能楽堂へお越しくださいませ！
今月は宝生流オフィシャル能会、目白押しであります。
・７月２日（土）宝生流女流能「文月能」
・７月３日（日）金沢宝生流「月並能」
・７月９日（土）若手演能会「五雲会」（３月延期分）
・７月１０日（日）九州宝生会「普及公演」
・７月１６日（土）「五雲会」（７月分）
・７月１８日（祝）大阪宝生流七宝会「別会」（辰巳孝７回忌）
・７月２４日（日）宝生別会（３月分）
なんと、１か月に７公演は初めてでしょう！。
素人会（アマチュア発表会）を入れますと、
・３日（日）みやび会（水上輝和）
・３日（日）松実会（石黒実都）
・１７日（日）巽会全国大会（辰巳満次郎）
・２３日（土）涌宝会（和久荘太郎）
以上は私の知るところのみ、まだございますかも・・・
梅雨も明けました。 本格的な暑さが襲来です。
節電のなか、体力勝負の舞台と見所。
４時半起床で東京から福岡に飛び普及公演、
名古屋まで飛び、明日は豊橋と名古屋・・・。
名古屋・大阪とリハーサルを重ね、週末は五雲会と、いよいよ亡父追善会です。
舞台に熱中症は有難いですが、くれぐれも本物の熱中症には
お気をつけ下さいませ。
１０月１日（土）開催の「第３回満次郎の会」、
チケット御予約受付、本日より開始いたしました。
メインテーマ「鬼」。
「紅葉狩」 「葵 上」
荒ぶる魂を鎮める双舞です。
何卒、よろしくお願い申し上げます。
今回より導入いたしましたインターネット申込も、さっそく多数ご利用いただいております。
※御申込はこちら カンフェティ