暑中お見舞い申し上げます。
明日は御馴染み?の五雲会でございます。
この暑さのなか、お出掛けいただきますのも恐縮ですが、
若手中心で頑張っております「五雲会」、
全世界でも唯一「能4番狂言2番」の定期能公演を開催しております。
「草 薙(クサナギ)」辰巳大二郎:
7月の宝生ご参照に!
「歌 占(ウタウラ)」今井泰行:
頓死して3日後に生き返った神職が、
歌占をしにきた少年(実は生き別れた我が子の幸菊丸)と行きあい、
歌占によって親子と判明、喜びの対面をします。
ともに来た男(ツレ和久荘太郎)の所望により、
地獄の曲舞(クセマイ)を舞います。
このクセの部分は「山姥」「花筐」とともに「三クセ」と呼ばれる、
謡も舞も大変に技術レベルの必要とされるものです。
「半 蔀(ハシトミ)」亀井 雄二:
立花供養を行う僧のもとに現れた女。
夕顔の花の精か、光源氏と恋をし、儚い命を終えた夕顔の霊か・・・
舞台上に半蔀の作り物(セット)を置き、優雅なクセと序の舞で、
幽玄の世界へ。※眠りの世界へはいらっしゃらない様に!
「土 蜘(ツチグモ)」金森 隆晋:
源頼光に祟り薬も効かない病気にした上に、更には病床を襲う怪僧。
枕元の太刀で反撃し傷を負わせえるが、
逃げ去った土蜘蛛を、家来の独武者(ヒトリムシャ)が退治する、
痛快娯楽作。蜘蛛の糸をまき散らします。
以上、節電モードではありますが、エアコンディショナーのきいた
能楽堂へお越しくださいませ!