2013年3月アーカイブ

3月12日に江陵からソウルに戻り、仁寺洞の行きつけの店「チェデガム」で、

ハスの葉包ご飯のプルコギ定食に舌鼓を打ち、

翌日は決して好ましいことでは無いのですが、国立能楽堂へ日帰り・・・

囃子科協議会で「小塩」の一調、金春惣右衛門宗家との御相手でした。

そもそもは私の愚かな勘違いで、日にちを間違えており(昨年満次郎の会でお配りした予定表も)

お恥ずかしい海外日帰りなどという無作法になりました。


なんとか這う這うのていで舞台を済まし、ソウルに帰還。

鬼の居ぬ間に?、居残り組には私の設定した観光コースで楽しんでもらいました。


14日はソウルのキョンヒ大学でJapanday。

タイトながらも、充実したワークショプが出来たと思います。

ここの大学は広く、校舎も素晴らしく立派、驚きました。

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KTVのインタビューもありました。

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翌15日は、大使公邸での昼食会とパフォーマンス。

公邸は2度目ですが、昨年10月新任の別所大使になってからは、初めてです。

大使は観世流の愛好家ですが、おそらく中々の腕前とお見受けしました。

羽衣をご覧いただき、親しくお話させていただきましたが、

素晴らしい方で、しかも御年60とまだお若い方かと存じますが、

しかし貫禄は充分でありました・・。

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その後、金甫近くでカンジャンケジャンを食し、帰路に着きました。

今回も、お陰さまで良い経験を重ねました。

カムサムニダ、トマンナヨ。
風の強い今日この頃ですが、はや桜も咲き始めました。

桜の咲くのは嬉しいことですが、桜の季節にイベントを企画している方には、

花嵐や花雨のご心配なことでしょう・・・。


さて、11日夜から15日夜まで、韓国で在韓日本大使館主催のJapan weekに

能のワークショップで参りました。


11日は東京のお弟子の稽古と、国立能楽堂研鑽会を済まし、

羽田20時過ぎの便でソウル金甫へ飛びました。

一行は4名、関空からは石黒実都君も同様時刻に飛び、

金甫にて5名集合、いつものように朴成均君の迎えで仁寺洞のホテルへ。


翌12日は9時出発、車で飛ばして3時間以上かかる、

江陵(カンルン)の国立江陵原州大学へ。

江陵Japan weekは、この大学をメインに開催されました。


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日本の文化芸術を紹介することの他に、

日本留学や就職の紹介、説明会なども開かれるのが、

毎年各地で開かれるJapan weekです。


江陵大学のホールでは、沢山の学生さんや地元の方々、

別所大使や道上広報文化院院長、国際交流基金ソウル日本文化センターの小島所長も

御臨席いただき、無事にワークショップも終了しました。


今回は私のワークショップの他に、

大使や道上院長、小島所長の講座もあり、

大道芸パフォーマンス、NAMI TAMAKI さんのミニコンサートなども・・・。


終了後、有名な「江陵浸透事件」の現場へ。

1996年、北朝鮮の工作員が潜水艦で韓国に侵入、

江陵での活動後、潜水艦で撤収する際に艦が座礁し、

やむなく乗り捨てて江陵山野に潜伏、潜水艦を発見した通りがかりのタクシーが通報、

軍の掃討作戦で20数名の北朝鮮工作員と潜水艦乗組員は戦士または自決、

1人のみ逮捕され(彼の自白で事件解明)、1人は未だ行方不明・・・

という事件現場には、未だその潜水艦があり、ひとつの証として展示されています。


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そばには監視塔もあり、穏やかな場所ではありませんが、

この地での大変な出来事を想像しました。


やがてソウルへの帰路に着き、仁寺洞のチェデガムでプルコギを食しホテルへ。


「その2」へ続きます・・・








3月20日(春分の日)14時から、

香里能楽堂に於きまして、伝説の灘高教師にして、100歳であられる橋本武先生が、

特別講義をしてくださいます。

橋本師は、灘校で国語教師として戦前から赴任、

中勘助の自伝「銀の匙」のみを3年間読むという異例の授業を展開し、

もっとも、ただ読むのではなく、出来るだけその内容を実践させることもなさり、

ついには灘校を東大合格者日本一にまでした立役者であられます。


多くのメディアで紹介され、本も数多く出版なされました。

また、無類の「カエル好き」で、「宝塚好き」でもあり。


能楽堂での催しは、師の100歳祝祭の目的から始まった事でございますが、

そもそもは私の兄が師と親しくさせて頂いていることから企画し、

賛同したバス歌手の武井正之氏や音楽教育者の田島孝一先生を始め、

NHK「その時、時代は・・・」の解説でお馴染みの笠谷和比古氏、

宝塚専属カメラマンを経てプロデュース活動もする野住智恵子氏も交え、

多彩な企画に致しました。


勿論、能楽堂でやるからには、私どもも出させて頂きます。

お抹茶とお菓子付きで、なんと、2,000円!、小学生以上、大学生まで1,000円!!

お申し込みは

「満次郎の会」 03-3655-3241(平日9時~18時)まで

お申し込み下さいませ。

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昨日は5日ぶりに帰京しての仕事、

千駄ヶ谷鳩の森八幡能舞台での稽古日でした。

桃の節句も終わったというのに、やっとこさ紅白梅の見頃です。


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本日は、大阪日帰り稽古。

すると、今度は未だに桃の節句・・・?

段飾りの御雛様。

当家は勿論、「左方優先」の正式飾りです。


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能のワークショップでは、必ず日本古来の「左方優先」の話をしますので、

お雛様も「京都式」に並べます。

※亡父からも厳しく言われました・・・


そういえば、尾張徳川家のお雛様も、左方優先で並んでいました。


お内裏・お雛の座の逆転理由も、ほぼ明らかになっていますが、

日本古来の文化を守らずして、御雛様を並べる意味があるのでしょうか?

と、申しますと過激過ぎましょうか・・・。


五人囃子は能の囃子と謡、思えば昨年の雛祭りにはソウルで

「本物の五人囃子体験!」というワークショプを致しました。


11日夜から、また参ります。

韓国江陵ジャパンウイークです。

花粉対策は重装備になりそうです。


また、ご報告いたしましょう。

2月2日に葉山近代美術館で致しました、

アントニー・ゴームリー展プロジェクト、「TWO TIMES(T・Tproject)」での

「TWO TIMES of  NOH」動く彫刻 ー能ー の様子が、

葉山近代美術館ゴームリーブログにアップされております。

※御案内遅れまして失礼しました・・・私も遅ればせながら初めて見ましたので。


あれから1ヶ月、未だに、どこかに「気」の残る。

本当に良い経験をさせていただきました。


そのゴームリー君も、いよいよ間もなく、3月3日に祖国英国へ・・・。

なんだか寂しいです。

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ゴームリーのベッド(まるで棺桶ですが)におさまって、帰国です。


その3月3日は山下洋輔さんがピアノ演奏でフィナーレを飾ります。

勿論、入場無料、申し込み不要。

私は舞台で参れませんが、皆様、是非お出かけください。

2月2日 TWO TIMES OF NOH の様子はコチラ