2011年3月アーカイブ

被災地でお天気が崩れると心配です。

どうぞお身体お大事になさってくださいませ。

 

今回の震災で、日本全国的に、海外からも、

救難・復興の力添えは、大変大きなものですね。

 

一時的に輸入などで、自動車、半導体関連などなど

被災地に大きく頼っていた産業のカバーも必要なのでしょうか。

仮設住宅の供給さえ、国内では賄い辛いとか。

 

被災地では、復興するにも商売道具のない状態は

気の毒と言うのが愚かなほど、

気軽に「頑張って」とは言えない気分です。

 

でも、なんとか踏ん張っていただきたい。

 

戦争末期も全国的に、難儀を踏み越えてこられたのですね。

 

叔母の拙文が紙面に掲載されました。

産経新聞より

 

 

 

理不尽な震災から2週間過ぎました。

 

被災された方々、まだまだ大変でしょうが、どうぞお気持ちを強く持たれて、

乗り切っていただきたく存じます。

報道されていない、それどころか自治体で把握もできていない地域が

この時期でも、意外にも沢山あるようです。

 

風評被害も被災地には深刻な問題です。

救援を求める地に、恐ろしがって物資が届かないという

現地の生の情報が入ってきました。

そこは退避圏外です。

全く店も空いておらず、小学校に500人、ほとんど飲まず食わずで

避難しているのです。

 

あるグループで救援物資輸送の第2回目が近々行われ、

ささやかながら私も支援しておりますが、

まだまだ焼け石に水状態かと思われます。

 

ピンポイントで支援するのも限界あり、はやく自治体にアピールすることが

更なる急務と思います。

 

直接に被災した40万人の方々以外に、

深刻な影響を受けているのは2000万人以上でしょう。

まさに国難、国災です。

 

文化・芸術は人々の支援なしには存続できませんから、

このような事態が長引く事を考えますと、悲観的にならざるを得ません。

 

華やかなことを自粛する傾向が強くなりました。

我が母校では卒業式ばかりでなく、入学式までも中止になりました。

 

しかし、やるべきことは、ささやかでもキッチリやって、

ケジメをつけるべきと思います。

被災地では卒業式をやっています。

これから進学・入学する、あるいは社会へ巣立っていく、

この大変な日本を背負ってもらう若者の為を

ちゃんと考えてあげるべきではないでしょうか。

 

自粛ばかりしていても、被災地にはなんの役にも立ちません。

時期を見て、安全が確保されるなら、しっかりと、むしろ今まで以上に

国民が活発に生きていかなければ、立ち直りも遅くなり、

犠牲者も増えるばかりではないでしょうか。

 

4月から、宝生会主催公演は通常に開催される予定です。

建物の安全も確認されています。

 

私共には能をやるしか取り柄がありません。

今後も、舞台を勤めることによって、被災者の、日本の「お役」に

少しでもたちたいと念願しております。

 

 

このたびの東北・関東巨大地震、「東日本大震災」に被災されました方々に

心よりお見舞い申し上げます。

理不尽にも尊い御命を落とされた方々に、謹んで哀悼の意を表します。

 

真に「想定外」でありましょうが、日本の学術レベルを信じ、国を信じている民としては、

やりきれないのが万民の思いと存じます。

 

最優先されるべきことは誰でも理解している筈ですから、

あとは、それぞれが出来る事を、善意が仇となって被災者の迷惑にならぬように、

最善の注意を払い、国民一丸となって支援することでありましょう。

 

原発の状況が悪化する一方で、東京を含めた関東の人間も精神的に

追い詰められる人が出てきました。

 

首都圏では地震時に帰宅困難者、いわゆる帰宅難民が数百万人出たとか。

 そのほかは、たくましく数十キロの帰路を徒歩で行く方と

自家用車で朝まで掛かって帰った方・・・。

私も、色々と体験しましたが、今はそれをいちいち御報告する時でも

ありますまい。

 

計画停電も始り、風評が広まり、催しは軒並みキャンセル、

長引けば首都圏の人間も心身共に病み始めるでしょう。

 

しかし、

海外メディアで褒められたからではありませんが、

今こそ、この国を信じて、慌てず、行儀よく、最新の注意と備えをなして、

一刻も早い被災地の救済の為に、時期に応じた支援をして行きたいものです。

 

異常な買占めも深刻です。被災地最優先にしなければいけないのに、

身の危険を感じさせられた首都圏では、

電池、懐中電灯、ティシュ、ランタンなどの電池式照明・・・

ガソリンスタンドも長蛇です。

 

今日聞いた話ですが、

食料を買い占める大人達のそばで、お菓子を買いにきた10歳にもならない少年が、

握りしめた千円札をお店設置の義捐金箱に入れて帰ったそうです。

周りの大人は、さぞかし恥ずかしい思いをした事でしょう。

 

いや、その大人たちも家族を守ろうと必死だったのでしょうね。

 

一番簡単にできることは義援金でしょうか。

各位がむやみに物資を送ると、現地の通行を妨げ、それこそ生命を危険に

さらす事になるでしょう。

いきなりボランティアに行くのも、現地では困るそうです。

現地に事前に申し込んでからが良いのですね。

 

被災地も被災地外も、自身が健康を保ち、

今後の犠牲者にならない様にすることも大事と思います。

 

 

※本来、99・100回目のブログにつき、いろいろ準備しておりましたが、

もう少し落ち着くまでは「号外」で書かせていいただこうと存じます。