2012年12月アーカイブ

いよいよ、押し詰まって参りました。

流石に師走は早いものでございます。


１日に満次郎の会を終えてより、

翌日から名古屋定例公演、３日大倉源次郎氏主宰華月会、８日大阪七宝会最終公演主宰、

９日宝生会月並能で松風のツレ、15日五雲会で地頭、16日千葉青葉能、

23日大阪歳末助け合い能、24日亀井広忠の会、

26日宝生流祖神祭乱能・・・（これは１４年ぶりのお祭り、なんとか無事に終えて、お客様にも喜んでいただけたと存じます）

28日は名古屋学生連盟申合せ・名古屋能楽育成会・名古屋稽古・東京で夜間の撮影、と掛持ち、

30日に大過なく本年の仕事納めをさしていただきました。


思い返せば、今年のスケジュールは過去にて経験の無い程の目まぐるしい事でした。




文化庁文化交流使として韓国通いは4ヶ月、ワークショプを中心に、講義、指導、公演と、

本当に良い経験をさせていただきました。未だに、ちょくちょく伺っております。

  



震災で持ち越しになった、国際ミルトン学会主催新作能「散尊」、

高橋睦郎先生作の奥深い作品に、素晴らしい共演の方々のお陰で大変良いものになりました。

　　　　　　　　　

　　　　「散尊」後シテ サムソン と後ツレ デリラ　※撮影　吉越　研


オペラ能、楽劇「保元物語」は偶然大河ドラマとリンクしましたが、10年前からの構想。

ベルリン公演、準備も公演も大変ハードでしたが、こちらも力を合わせてやり遂げる事が出来ました。
 

　

  







       



満次郎の会は皆様のお陰で4回目を成功裡に終え、感激ひとしおでございます。

努力と反省を忘れず、さらに向上を目指したく存じます。

　　　　　　　　　

　　　　　　　　　　　「朱の言霊」　　熊野寿哉




本年も沢山の方々にお世話・ご迷惑をお掛けし、充実した1年を過ごすことが出来ました事は、

只々、感謝と申し上げるほかは、ございません。


元旦は在京流儀職分一同会して謡初め、つまり明日から仕事でございます。

明年も定期的な催しの他に、いろいろ企んでオリマス。　　其の辺の御案内は、新年に・・・。



　　　　　　　　それでは皆々様、どうぞ良い年をお迎えくださいませ！



　　　　　　　　　　　　　　

　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　撮影　　岩田えり

お陰さまで、第４回満次郎の会「雪花尽心」は、

滞りなく、大過なく、ご好評を得て終了させていただきました。


当日は冷え込みましたが、800名を超す客様にお越しいただき、

そのお姿も賑やかに、華やかに、1日を楽しんでやろう、というお客様の多く見受けられ、

まことに眞に、深く感謝申し上げる次第でございます。


「満茶屋」のお菓子とお茶も大好評、

復興支援の佐野の銘酒「開華」も売り切れ、

お正月にお届けする秘密の「満福袋」も売り切れ、

わたくし共の心尽くしに、皆様も心で応えて下さいました。


早々に売り切れた満次郎特製御膳も、お喜びいただけましたようです。



それぞれの演目も無事、首尾よく演じられ、これについては特に

感謝せねばなりません。


毎年工夫しているロビー企画は、今年は質が高かったと自負いたします。

優秀なアーティストとスタッフの力です。


今年は年初より例年にない仕事が増え、その中での準備には苦しみましたが、

決して辛いものではありませんでした。


多くの方々に本年も支えられ当日を迎えました。

そして、何より、大勢のお客様に、私自身が沢山の事を頂戴しました。


終了後「自分にご褒美を・・・」と何人かの方がおっしゃいました。

しかし私は、この催しをさせていただくことこそ、自分への最高のご褒美と存じます。


本当に有難うございました！


下はプレミアムのお食事