18 皆様にとって良い年でありますよう・・・

例年のように「激動」の1年が過ぎようとしております。

良い事も、悪いことも、大きなうねりを感じました。

 

年末恒例の「今年の10大ニュース!」など、各ジャンル別でも

追いつかない話題に溢れる年でしょう。

我々個人的な生活にも多大な影響を及ぼす変動が、

いろいろありました。

 

特に「必殺仕分け人」などと名づけられた方は、

恨まれて気の毒な気もします。

誰かがやらねばならなかった「仕分け」でしょうから、

我々も痛みを覚悟するのは致し方ないと思います。

 

が、「費用対効果」が臨まれないものを切り捨てていくばかりが、

正しい選択なのか、いや、そうせざるを得ないのか・・・?

 

「文化・芸術」に対する日本国の取り組みが弱贅であるのは前からですが、

特に伝統文化は「自分達でなんとかせい」では潰れてしまうところが殆どです。

 

国家の最後の切り札、国民性の証でもある「文化・芸術」が途絶えてしまっても、

とりあえず仕方ない「仕分け」なのでしょうか。

日本の伝統が2つ、3つなくなってから「モウシワケナイ」では

遅すぎます。

 

オーケストラだって、いったい幾つ残れるか・・・。

 

国の助成システムは、先進国の中でも最低レベル、

近隣の国と比べても数分の一という有様です。

「普及」「人材育成」「教育現場への導入」といったものが

極めて困難になっている現況が、よりマイナスになるという事です。

 

組織的な陳情なりも多方面からしていますが・・・

 

お国に頼ってばかりでは勿論いけない訳ですが、

国家戦略としても日本文化を見直し、活かしてもらいたいものです。

 

そして、甘えることなく我々「伝統文化人」は切磋琢磨し、

危機感を持ち、前へ、上へ、進み続けて参らねばなりません。DSC_97840001.jpg

 

来年は皆々様にとりまして良い年でありますよう、   

心よりお祈り申し上げますとともに、                    

本年賜りましたご厚情に、感謝申し上げます!