例年のように「激動」の1年が過ぎようとしております。
良い事も、悪いことも、大きなうねりを感じました。
年末恒例の「今年の10大ニュース!」など、各ジャンル別でも
追いつかない話題に溢れる年でしょう。
我々個人的な生活にも多大な影響を及ぼす変動が、
いろいろありました。
特に「必殺仕分け人」などと名づけられた方は、
恨まれて気の毒な気もします。
誰かがやらねばならなかった「仕分け」でしょうから、
我々も痛みを覚悟するのは致し方ないと思います。
が、「費用対効果」が臨まれないものを切り捨てていくばかりが、
正しい選択なのか、いや、そうせざるを得ないのか・・・?
「文化・芸術」に対する日本国の取り組みが弱贅であるのは前からですが、
特に伝統文化は「自分達でなんとかせい」では潰れてしまうところが殆どです。
国家の最後の切り札、国民性の証でもある「文化・芸術」が途絶えてしまっても、
とりあえず仕方ない「仕分け」なのでしょうか。
日本の伝統が2つ、3つなくなってから「モウシワケナイ」では
遅すぎます。
オーケストラだって、いったい幾つ残れるか・・・。
国の助成システムは、先進国の中でも最低レベル、
近隣の国と比べても数分の一という有様です。
「普及」「人材育成」「教育現場への導入」といったものが
極めて困難になっている現況が、よりマイナスになるという事です。
組織的な陳情なりも多方面からしていますが・・・
お国に頼ってばかりでは勿論いけない訳ですが、
国家戦略としても日本文化を見直し、活かしてもらいたいものです。
そして、甘えることなく我々「伝統文化人」は切磋琢磨し、
心よりお祈り申し上げますとともに、
本年賜りましたご厚情に、感謝申し上げます!