早くも暦は立春でございます。
昔、立春の日には卵が立つ、などと聞き、
学校(小学校)では男子がガタガタの机上で、試したものでした。
なぜか、チャンと立ちました。 実はいつでも?
さて、この立春はお役が続きます。
2月7日(土)は大阪香里園の香里能楽堂にて「七宝会」定期公演。
「春日龍神」白頭を勤めます。
この曲の白頭の特殊演出は我が宝生流のみとなっています。
どっしりとした老長けた龍神の舞いです。格式も重くなります。
この演出での上演は、戦後初となるようです。
翌日の2月8日(日)は宝生会月並能、宝生能楽堂で14時開演。
「草紙洗」を勤めます。 和歌の名人、小野小町。
宮中での歌わせで大友黒主との勝負、小町に勝てないと思った黒主が
前日にこっそり小町の屋敷に侵入し、聞き耳をたてて・・・。
宮中絵巻空間に、緊迫した展開と、許しの情景。
11日(祭)には国立能楽堂で「のうのう能特別公演」、
「おいてなお花なり」のサブタイトルで、観世喜正さんと老武者の能を競演。
前回から4年ぶり、私は「頼政」、初演です。
当流では大変重い曲、なんとかお許しを得て挑戦します。
其々、お席がまだ少し残っております。
良席を確保しておりますので、ご希望の方はこちらまで!