12月4日の第1回「満次郎の会」は無事に大盛況に終了いたしましたこと、
皆々様のお力添えのお陰と、深く感謝申し上げます。
当日は前後日とは違ってよいお天気!
朝10時より宝生能楽堂に入り、ロビー企画展示の設営立会いを開始いたしました。
「ロビー編」でもご紹介しましたとおり、
いけはな・写真・日本刺繍・書・和紙とあかりのオブジェ・能面、
それに「満茶屋」・・・と、それぞれの作家やスタッフの面々が続々と集結して、
宝生能楽堂のロビーはいまだかつてない「大展示会場」になって行きます。
優秀なスタッフのお陰で、滞りなく仕上がり、15時頃にはまるで「ミニ美術館」の様に
素晴らしい空間が出来上がりました。
記録写真ができましたら、またご覧いただきましょう!
ピロティの小灯篭のセッティング、受付、見所、楽屋など開場準備も万端整い、
晴天とはいえども寒いなか既にお並びのお客様のために、
15分早めて開場しました。
身内の役者やスタッフとともに私もご来場のお客様をお迎えさせていただきました。
初めて能をご覧いただく方から、私の舞台を初めてご高覧いただく方、
いつもおなじみの方、なかには10年、20年ぶりの方々など・・・
個人の会をするならば、直接ご挨拶をさせていただきたいものです。
普段はロビーは比較的ガランとしていて、お客様見所でお待ちになっているものですが、
この日はロビーはかなり込み合っておりました。
一夜限りの空間でしたが、お客様も我々も、能楽堂スタッフまでが
「このままにしていて欲しい」というくらい。
さて、都合により急遽増田正造先生に代わり私が解説をさせていただくことになり、
増田先生の解説を楽しみにされていた皆様には申し訳ございませんでした。
いつもながらの砕けた解説で恐縮でありましたが、
「お陰で緊張が解けてリラックスできたよ」と言うお声もあり、ホッとしております。
その後、舞台も進行し、蝋燭の火入れも無事に終了、
「邯鄲」もなんとか舞いおさめ、感無量でありました。
舞台上から感じましたのは、素晴らしい出演者、優秀なスタッフ、ご後援の皆様への感謝に並び、
お客様にいかに大事に舞台を観ていただいたかを、痛感いたしました。
つまり、お客様が素晴らしかったとの感謝でございます。
本当に辰巳満次郎は幸せ者だと、感涙にむせぶばかりです。
今後とも、何卒よろしくお願い申し上げます。