おかげさまでなんとか本日月並能の「誓願寺」も勤めることができました。
長時間(本日は1時間50分)の能を御高覧賜りました方、有難うございました。
奈良や大阪、しかも昨日と連チャンでお越しくださった方、
初番から留めまで全てご覧いただいた方、
いつも応援してくださいます方、
舞台や楽屋で支えてくださる方・・・
皆々様に心より感謝申し上げます。
誓願寺の曲中には、「有難や」が何度も出てきますが、
何度出てきても感謝しきれないと実感しました。
今後もいろいろございますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
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本日の留めの曲「大江山」について質問がありましたので、
御披露します。
御存じ「大江山の鬼退治」の話、能「大江山」ではシテの酒天童子が
ワキの源頼光一行に退治されます。
通常、退治されたり、討たれたり、その場に居てはならない役柄は
切戸から退出します。
しかし、この曲は幕から、しかもワキの後ろから退きます。
なぜか・・・?
答え:これは頼光が酒天童子の首を持ち凱旋帰京したことを表しているのです。
退治される鬼の曲、「紅葉狩」「土蜘」「大蛇」などは
皆切戸から退きますが、大江山のみこのような理由で幕へ退きます。
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