最盛期の半数になったとはいえ、
毎年夏は各地で盛んに薪能が開催されます。
本来興福寺お水とりの寒い時期が薪の神事の発祥ですが、
いまや夏の季語となった薪能。
1日にMOA美術館薪能、7日吉田城、12日大阪薪能、
19日遊行寺薪能、26日東京大薪能、28日いわむら城趾能、と
例年より多くシテや地謡を勤めさせていただきます。
19日の藤沢市の遊行寺薪能は、
で毎年開催されます。
開演前に舞台上にススキを立て置き、お僧達が念仏踊りを
なさいました。
御年90歳の遊行上人が、ユーモアたっぷりに説法を
述べられ、観客は聴衆となって、まさに法の庭となりました。
天気予報は幸せなことにハズレテ、無事に開催できましたのは
何よりのご加護でございました。
これから都庁前の東京大薪能、いわむら城と無事開催を祈ります。