28日にお天気良好のなかに無事に開催されました。
岩村城は「霧ヶ城」とも言われたくらいの要塞で、
つまり雨にたたられやすい地でもあります。
実際に、4年に1回ほどは雨天のために、至近の体育館で
開催したこともあります。
実行委員会のご心労は毎年如何ばかりかと存じます。
本当にお世話様です。感謝申し上げます。
岩村城は山城なれど甲斐武田と尾張織田の勢力争いにおいて
重要な地を占めていました。しかも難攻不落の城です。
今も岩村の人々に語り継がれ、愛される「女城主」の悲話あり。
武田方の秋山信友が岩村城を攻めたとき、
信長の5男御坊丸を養子に迎えていた遠山景任の未亡人「修理夫人」は
幼い御坊丸の代わりに城を守り、「女城主」として奮戦します。
修理夫人は実は信長の叔母であり、信長より年下で絶世の美女だったといいます。
難攻した信友は女城主に御坊丸の安泰と領民の安全保障を条件に
城を開き、自分の妻となるように持ちかけます。
御坊丸の行く末と、領民の安全を願った修理夫人は、
自らを犠牲として開城します。
ところが、信長の叔母と夫婦になったことで武田に負い目を感じ、
御坊丸を甲斐に人質に出してしまいます。
激怒した信長が岩村をを攻めるのは、長篠の合戦で勝頼を打破したあとです。
信友も叔母をも逆さ磔にして処刑したという恐ろしい話。
修理は信長への呪いともいえる恨みの言葉を遺しました。
その7年後に本能寺の変です。
岩村では「女城主」の町として旧城下町の風情も残し、
来年は8月27日土曜日の予定、
是非いらっしゃいませ!