59 NOH IN BALI 1

バリ公演は8月31日夜に関空を飛び立ち、

9月4日の早朝に成田に帰国するというものでした。

 

日本伝統文化振興財団の主催で行かせていただきました。

学校へのワークショップに重きを置く、

海外公演では珍しいものでもありました。

 

例によって、私のワークショップでは「足袋」に拘り、

なんと日本から100足以上の足袋を持参しました。

足袋が日本文化であり、摺り足に最適・不可欠であるとするからです。

 

しかし、驚きの、予想外の事態が・・・

 

バリの子ども達は、裸足にサンダルの生活なんです。

つまり、自分の足のサイズを知らない子ども達なんです。

 

足袋を履かせることに、かなり時間を費やしてしまいました。

が、その効果はやはり絶大でした。

 

一通り体験を済ませた子どもたちに実演を見せた際に、

真剣に見入ってくれたことに、少なからず役目をなんとか果たした気分になりました。

 

純粋で、人懐っこく、幼い時からバリ島の芸術文化に

深い関わりをもつ子ども達。

昔の日本の子どもにもあった環境ではなかろうか。

 

いつの日か、なんとかしたいものです。

 

bali alit SN3K01590001.jpgつづく・・・   (写真はデンパサールの宿のオープンバスです)