バリ公演は8月31日夜に関空を飛び立ち、
9月4日の早朝に成田に帰国するというものでした。
日本伝統文化振興財団の主催で行かせていただきました。
学校へのワークショップに重きを置く、
海外公演では珍しいものでもありました。
なんと日本から100足以上の足袋を持参しました。
足袋が日本文化であり、摺り足に最適・不可欠であるとするからです。
しかし、驚きの、予想外の事態が・・・
バリの子ども達は、裸足にサンダルの生活なんです。
つまり、自分の足のサイズを知らない子ども達なんです。
足袋を履かせることに、かなり時間を費やしてしまいました。
が、その効果はやはり絶大でした。
一通り体験を済ませた子どもたちに実演を見せた際に、
真剣に見入ってくれたことに、少なからず役目をなんとか果たした気分になりました。
純粋で、人懐っこく、幼い時からバリ島の芸術文化に
深い関わりをもつ子ども達。
昔の日本の子どもにもあった環境ではなかろうか。
いつの日か、なんとかしたいものです。