60 NOH IN BALI 2

今回のバリ公演でのベースは、芸術と文化の町「ウヴド」でした。

 

私の認識で申し上げますと、ウヴドの村々ではそれぞれ、

絵画・木彫り・石彫り・音楽・舞踊の専門家の集落となっています。

 

つまり、村の強固な団結に基づき、大人たちが子どもたちに継承している、

まさに伝承の村々なのです。

村人全員がそうなのです。

さらに、郷土芸能・民芸といった域を遥かに超越していて、

ほぼ全員がスペシャリストであります。

 

人々の中に生業が自然に伝承されており、数百年の伝統が洗練というものを

為しています。

 

プリサレン王宮広場で演ずる前に、ウヴド王に表敬訪問し、謁見となり、

様々親しくお話しましたが、王もまたダンサーでもあるのです。

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芸術文化の知識も相当に深く、その深淵に迫られる姿勢と、

国内外での文化事業展開は

素晴らしいものです。

 

夜のプリサレン王宮では「羽衣」と「石橋」獅子を演じました。

 

どちらもバリ舞踊に登場するキャラクターです。