そして昨日は、早朝より名古屋に参り、名宝会(名古屋宝生会)の
本年最後の定期能でした。
名古屋出身で宗家内弟子頭の内藤飛能クンの、
地元での初シテでした。
「西王母」です。
狂言を挟み、これまた地元出身の和久荘太郎の「黒塚」です。
二人とも無事に勤めあげ、見所も賑やかで、今年の良い締め括りとなりました。
地元のお客様と、能楽師たちによって支えられる各地の定期能は
疲弊しているところが殆どです。
能楽堂も黒字のところはまずないでしょう。
しかしその未来を背負う伝承者を育てなければいけません。
数多くの人々のお陰で、灯をともし続けている事に感謝しつつも、
もっともっと頑張らねば、滅却の恐れも、やはり残っています。
古典芸能は特に、支えを必要とするものと思います。
何卒、日本文化が無くならぬ様、さらには文化で勝負できるよう、
今後ともお力添え賜りたいと存じます。
先日の土曜日の東京新聞朝刊に続き、
本日の毎日新聞夕刊に満次郎の会が掲載される予定でございます。
ネットでも見れると思います。
よろしかったら御高覧くださいませ。
感謝・・・・・