84 満次郎の会を終えて・・・

第2回満次郎の会から、はや2週間も経ちました・・・

 

いまだにお客様や助演者からの御感想聴取、

スタッフとのミーティングを重ねております。

前回にも書きましたように、良いことも、改善すべきところも、

たくさん御意見賜り、有難いことです。

 

当日は北は北海道から南は九州まで、駆けつけてくださったお客様始め、

御遠方からも多数御来堂賜り、感激この上なく、

冒頭の御挨拶では胸に込み上げ、一瞬絶句するほどでした。

 

お忙しい中、楽しみに思っていただきお越し下さったお客様に、

可能な範囲で御挨拶させていただくのは当然と考えております。

 

開場時に受付でお迎えいたしましたが、お客様全員に御挨拶もできず、

(勿論、中には私が何者かを御存じなく通り過ぎる方もいらっしゃいます)

高いところから失礼ではありますが、冒頭舞台より御挨拶させていただいた

次第でございます。

 

「舞台の前にそこまでもしなくても・・・」

「舞台にもっと集中すべき」

との、私の精神・体力を気遣っていただく御意見もございますが、

開演から私の出番までは1時間半あります。

楽屋でも雑用はありますが、

その間に集中できないようでは、待ち時間3時間でも5時間でも同じことでしょう。

 

自身が主宰する公演で、パンフレットの活字のみの御挨拶ですませるのが、

私には気が済まないのであります。

 

そのパンフレットにお恥ずかしい誤記がございました。

わざわざ「他流」からお招きしている、「観世流」の片山清司さんと観世喜正さんを

あろうことか「シテ方宝生流」と御紹介してしまいました。

 

冒頭御挨拶で、お二人の御紹介を兼ねて「シテ方観世流」でいらっしゃることを

御説明しましたが、

御本人には丁重にお詫びしたものの、お客様に対する御説明・お詫びが

今考えますと不十分であったと、深く反省しております。

 

その他改善点につき、検討を開始しておりますが、

引き続き皆さまより、御意見を賜りたいと存じますので、

宜しくお願い申し上げます。

 

今後とも鋭意努力して参りますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。