2010年も、やはり終わってしまうのですね・・・。
なんと、短いことでしょう。
特に今年末は加速した様な気がしました。
悲しいことに、喪中お知らせの葉書が今年ほど多かったことはありません。
我々の業界では、多くの方が黄泉に発たれました。
今は安らかなることを祈るとともに、
のこった者の使命を全うするに尽くすのみです。
結局30日まで公務が続き、観世喜正さんとミニ会議、
彼は翌日の紅白のリハーサルが終了した直後でした。
石川さゆりさんの「天城超え」の時に、「女の情念」をテーマに
能の姿で舞う・・・というのです。
石川さゆりさんの、たっての希望で能をお願いしたいとなったそうですが、
彼の苦労話も聞けました。
先ほど喜正さんの「舞」は確認しました。
さぞかしお茶の間でも話題になったことでしょう。
彼は「能がちょっとでも意識されれば良いかと思う」と
話していましたが、その通りと思います。
本年も、数知れぬ多くの方々に御助けいただきながら、
なんとか過ごして参りました。
来年は皆さま共々、跳躍の年でありますよう、
どうぞ、良い年をお迎えくださいませ。