94 如月の宝生

昔は2月・8月、俗に「二八(ニッパチ)」は仕事なしの暇月と、

云われていたのですが・・・

御承知の様にいまや8月は薪能など盛んで、間違って俳句の季語になるほど、

2月も、色々ございます。

 

既に5日に国立能楽堂で「東京若手能」に於ける、宗家の「羽衣」バンシキ、

6日は女流の主催公演「立春能」で能4番。※同日に金沢で定期能あり。

 

そして、

「お知らせ」にもございます通り、インタビューさせていただいた今井泰男師も

舞われる、宝生会月並能が13日宝生能楽堂で。

宝生能楽堂公式サイトはこちら

 

その前日12日(土)は大阪定期能「七宝会」が私の実家「香里能楽堂」で、

佐藤耕司の素謡「翁」、山内崇生の能「東北」、石黒孝の「鞍馬天狗」白頭ほか

善竹忠一郎師の狂言がございます。

 

さらにその前日11日(祝)は日本能楽会大阪公演で、女流の倉本雅氏が

仕舞を舞います。

 

19日は正午より、宝生能楽堂で能四番の「五雲会」(辰巳孝弥の「弓八幡」もございます)。

全自由席5,000円で能4番、狂言2番をご覧いただけます。

宝生能楽堂公式サイトはこちら

 

20日は国立能楽堂で能楽協会主催「式能」。

式能は、唯一、五流による「翁付き五番能」を演じる催しです。

 

勿論、昔はそのスタイルが正式の催しでしたが、

今ではこの式能のみになっています。

しかも五流そろい踏みです。

宝生は武田孝史さんの「吉野静」です。

殆ど残席なしとなっておりますが、各種プレイガイドで御取り扱い中です。

能楽協会ではチケットの取り扱いはしておりません。

詳しくは公式サイトの「公演情報」をご覧くださいませ。

公益社団法人 能楽協会 公式ホームページ

 

今月も宝生を宜しくお願いします!!