昔は2月・8月、俗に「二八(ニッパチ)」は仕事なしの暇月と、
云われていたのですが・・・
御承知の様にいまや8月は薪能など盛んで、間違って俳句の季語になるほど、
2月も、色々ございます。
既に5日に国立能楽堂で「東京若手能」に於ける、宗家の「羽衣」バンシキ、
6日は女流の主催公演「立春能」で能4番。※同日に金沢で定期能あり。
そして、
「お知らせ」にもございます通り、インタビューさせていただいた今井泰男師も
舞われる、宝生会月並能が13日宝生能楽堂で。
その前日12日(土)は大阪定期能「七宝会」が私の実家「香里能楽堂」で、
佐藤耕司の素謡「翁」、山内崇生の能「東北」、石黒孝の「鞍馬天狗」白頭ほか
善竹忠一郎師の狂言がございます。
さらにその前日11日(祝)は日本能楽会大阪公演で、女流の倉本雅氏が
仕舞を舞います。
19日は正午より、宝生能楽堂で能四番の「五雲会」(辰巳孝弥の「弓八幡」もございます)。
全自由席5,000円で能4番、狂言2番をご覧いただけます。
20日は国立能楽堂で能楽協会主催「式能」。
式能は、唯一、五流による「翁付き五番能」を演じる催しです。
勿論、昔はそのスタイルが正式の催しでしたが、
今ではこの式能のみになっています。
しかも五流そろい踏みです。
宝生は武田孝史さんの「吉野静」です。
殆ど残席なしとなっておりますが、各種プレイガイドで御取り扱い中です。
能楽協会ではチケットの取り扱いはしておりません。
詳しくは公式サイトの「公演情報」をご覧くださいませ。
今月も宝生を宜しくお願いします!!