96 七宝会の「七人の稚児」

「七宝会」という会は、祖父の孝一郎が興した関西唯一の宝生会でありますが、

85年ほど前、金沢から大阪に来た孝一郎は、

殆ど宝生が不毛地帯になっていた当地で、

生き残っていた7人で宝生を立て直したことによる「七」という数字です。

 

当時はまだ「七人の侍」は無かったと思いますが・・・

 

「七宝」は宝生の替紋で(定紋は矢車)、流儀の祝言謡「七宝」にも

因んで「七宝会」と名付けた訳です。

 

本日は七宝会で「鞍馬天狗」に「七人の稚児」が登場、

皆、無事に舞台を勤めてくれました。

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出番直前の七人です。

 

前列、左から、

石黒はなサン(6歳保育園、シテ石黒孝のお孫さん)

大庭欣治クン(4歳保育園、大阪稽古場のお隣様)

天野 育サン(2年生、吹田教室)

池田晃久クン(2年生、吹田教室)

後列左から、

福井菜月サン(3年生、吹田教室)

石黒 空クン(4年生、はなサンの兄)

大間美穂サン(2年生、吹田教室)

です。

 

このあと見事に勤めてくれました!!