97 雪都

14日の聖バレンタインDAY夜は、

宝生能楽堂で「キッズ伝統芸能体験」の能楽教室を済ませて、

抱えている芸大受験生の特訓をし、

馬力が足りないので、さくら肉ならぬ、韓国焼き肉料理を喰わせ・・・

なんぞしているうちに雪が本格的になってしまいました。

 

運転して自宅に帰る途中、皇居前ではすっかり雪景色です。

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短い時間で、積雪するのは久しぶりかと思います。

この分では、明朝は相当つもるのでは、と心配しました。

 

先日の連休に降った折もそうでしたが、

路面凍結が結構怖いのです。

積雪がなければ、単に濡れた路面のように見えますから。

 

東京は雪でパニックになる街です。

 

車は事故を頻発し、人は老若問わず転倒・骨折し、死者さえ出ます。

電線が切断され、停電したり、電車が止まったり、

民家からはみ出している庭木が、こんなときに道路に倒れ、通行できず、

例えば自宅の前さえ雪掻きしない人も居ます。

つまり、誰かが家の前までも整えてくれることを、或いはいずれ溶ける時を待ち、

じっとしている・・・。

 

かと思えば、

一生懸命、(ぎっくり腰になりながら?)雪掻きをする方、

1時間も早く出かけ、苦労して、素っ転びながら出勤なさる方。

 

交通機関が被害を受けると、直ぐに数十万人単位で、影響を受けます。

 

昔から、自然災害に弱い東京が指摘されていますが、

公共機関にクレームをするばかりでなく、一般人が意識レベルを上げるべきでしょう。

地震や火事でも同じことでしょうから。

 

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翌日朝からの御弟子の稽古は、

大事を取って中止にしました。