本日は朝、東京千駄ヶ谷は鳩森八幡宮の能舞台(東京でのメイン稽古場)で稽古してから、
厚木の稽古場と掛け持ちでした。
厚木は私が主宰するアマチュア弟子の会「あまねく会」発祥の地であります。
そして、私の一番弟子、つまり初めて指導したアマチュアお弟子は
落合医院名誉院長の落合豊医学博士です。
もともと父の御弟子でしたが、能「経政」を舞われることになり特訓が必要との事、
これを機に内弟子修業中、しかもまだ芸大4年生の分際で、
師匠(18世宗家宝生英雄師)の御許しをいただき、
落合医院の和室を稽古場として、稽古を始めさせていただきました。
ちょうど30年前のことです。
青二才のころから、本当に長い間、お世話になっております。
そんなわけで、最初から落合先生にはあまねく会会長を引き受けていただいております。
大陸で軍医としての御勤めを終えられ、引き揚げ後に福岡勤務先で宝生流に親しまれ、
広島、厚木と移られました。
御年90歳を超えられましたが、毎日数キロの散歩もなさり、
大きな声で謡もなさり、私は勿論、会員も嬉しい限り、皆の目標であります!
本年11月5日(土)6日(日)と、宝生能楽堂であまねく会30周年記念大会を催しますが、
お元気で晴れ舞台を迎えられるのが待ち遠しいです。
義理の御子息が医師に転職なさり(大天才!)、落合医院も大きく建て替えられ、
院長として後継ぎをなさっていらっしゃいます。
最新式の設備が整い、本日私も診ていただきました。
多少気になる部分もあるのですが・・・
動脈硬化を調べるCAVI検査をしたら、
血管年齢は20代前半とのこと、とりあえず血管だけは大丈夫そうです。