101 散り方に なりぬるよ

「鞍馬天狗」文中には

「咲きも残らず、散りも始めず」とあり、

まさに満開、今日がベストという花見日和の時です。

 

しかし、今は はや散りゆく桜・・・

 

「弱法師(よろぼうし)」文中には

「如何様この花、散り方に なりぬるよな」とあり、

盲目の俊徳丸が、袖に落ちかかった梅花の香りを元に

散りゆく頃の「美」を楽しみます。

 

花は咲くも散るも美しいのですね。

人生でもそうありたいものです。

いや、これは命の始終の話ではありません。

 

この時期は八重桜、ある種の枝垂れ桜などは見頃でしょうか。

 

「桜川」シテの行方知らずの子「さくら子」は、konohana-sakura.jpg

氏神が木花開耶姫(コノハナサクヤビメ)なので、

その名があります。

 

             

そして、 木の花桜は  こちらです→