123 第3回「満次郎の会」お楽しみ満載その3 ロビー編③

受付をお通りになると、まず、いつものようにシンプルで気高き「いけはな」、

青山御流家元の園楽山師による作品がお迎えします。

今年は「結界」を意味する、竹の作品。

能にも共通するそぎ落とした空間、楽しみです。

 

左手に進むと、佐藤晶子氏の写真を展示してあります。

特にモノクロの鬼才と私は思っておりますが、

よくよくご覧いただきたいと存じます。

見つめるに思いの増す作品です。

 

見所(客席)への扉側壁面には、様々なイラストレーターにお願いして

思い思いの「鬼」のオンパレード。

今回は10枚の予定です。

昨年、「満次郎弁当」の御客様に差し上げた手ぬぐい、

「能楽鳥獣戯画」のきゅうこ氏も参加しています。

その作品を1枚のカレンダーにして、漏れなくプレゼントの予定です!

 

ショーケースには、当家伝来、今回の舞台に使用する能面と、

京都で活躍する猪熊佳子氏の御協力を得て、作品を展示します。

氏の作品は「緑」を基調にしており、

能の世界とは大変気が合いますので、どのようなギャラリーになるか

お楽しみに願います。

 

そして、中庭特別スペースには、昨年制作販売しました「能M-1」で音楽をお願いした

上田益氏実行委員長によるレクイエムプロジェクトで、

和洋習合の能舞「光明」で使用した衣装を展示します。

作者は衣装以外にも、華道教授、デザイン、絵画、DJ・・・まで多才で有能な

熊野寿哉氏。

今回は、衣装のみではなく、やはり「鬼」を3枚書いていただきました。

 

能M-1のDVDも勿論販売させて頂きます。

 

復興祈念と題して、会津の「鬼生」を仕入れ、

鬼を飲み干して頂こうと考え、限定100本、販売しております。

販売と申しましても、御代はそのまま震災復興募金箱に入れていただきます。

 

ロビーは今年も、お楽しみ満載でお届けいたします。