受付をお通りになると、まず、いつものようにシンプルで気高き「いけはな」、
青山御流家元の園楽山師による作品がお迎えします。
今年は「結界」を意味する、竹の作品。
能にも共通するそぎ落とした空間、楽しみです。
左手に進むと、佐藤晶子氏の写真を展示してあります。
特にモノクロの鬼才と私は思っておりますが、
よくよくご覧いただきたいと存じます。
見つめるに思いの増す作品です。
見所(客席)への扉側壁面には、様々なイラストレーターにお願いして
思い思いの「鬼」のオンパレード。
今回は10枚の予定です。
昨年、「満次郎弁当」の御客様に差し上げた手ぬぐい、
「能楽鳥獣戯画」のきゅうこ氏も参加しています。
その作品を1枚のカレンダーにして、漏れなくプレゼントの予定です!
ショーケースには、当家伝来、今回の舞台に使用する能面と、
京都で活躍する猪熊佳子氏の御協力を得て、作品を展示します。
氏の作品は「緑」を基調にしており、
能の世界とは大変気が合いますので、どのようなギャラリーになるか
お楽しみに願います。
そして、中庭特別スペースには、昨年制作販売しました「能M-1」で音楽をお願いした
上田益氏実行委員長によるレクイエムプロジェクトで、
和洋習合の能舞「光明」で使用した衣装を展示します。
作者は衣装以外にも、華道教授、デザイン、絵画、DJ・・・まで多才で有能な
熊野寿哉氏。
今回は、衣装のみではなく、やはり「鬼」を3枚書いていただきました。
能M-1のDVDも勿論販売させて頂きます。
復興祈念と題して、会津の「鬼生」を仕入れ、
鬼を飲み干して頂こうと考え、限定100本、販売しております。
販売と申しましても、御代はそのまま震災復興募金箱に入れていただきます。
ロビーは今年も、お楽しみ満載でお届けいたします。