172 梅雨入り

毎年やってくるのですが、入梅の様です。

じめじめと鬱陶しいですが、恵みの雨、成長の源でしょうか。



5月末から、アマチュアの発表会、「素人会」と言いますが、

26日の涌宝会(和久荘太郎君)、6月2日祥雲会(金森秀祥さん)、

3日崇宝会(山内崇生君)と続きました。

日頃の成果を発揮すべく、各師の愛情あり、常識の無い?稽古に耐えて、

立派な舞台が展開されました。


師匠も、客席の皆様も、御手伝いの我々も、祈り?と共に、

舞台の首尾良く舞い・謡い納めることに全力で協力致します。


多少の傷は問題ありません。

万が一深手を負っても、教えた先生のセイにしましょう・・・。


しかし、プロの場合は、卵と言えど厳しいものです。


昨日は大阪能楽養成会でした。

宝生舞囃子「雲雀山」

今日は名古屋育成会です。

宝生舞囃子「放下僧」「田村」ほか


卵や雛たちが、我武者羅に勤めます。

進歩も少し認められましたが、身体能力が物足りません。

「暴れ過ぎ」位で良い時期なのですが・・・

これは能楽界全体的に感じております。


夏合宿でもしたいと・・・。


17時からは東京宝生能楽堂で「関東宝生流学生連盟発表会」、

なんと学生たちが「鵺」の能を出します。

シテと間狂言と、地謡3人は学生。


プロもアマも、「卵たち」、シッカリ恵みの雨をいただき、

大きく成長してくださることを楽しみにしています。