196 釜山外国語大学ワークショプ

釜山Japan weekでの活動である、釜山外国語大学のワークショップは、

11月2日に開催されました。


日本語学科の専攻生が1,000人という規模、さすが外大です。

釜山は日本人学校に伺ってから、2度目の能ワークショプですが、

この土地は気候も人間も穏やか、風光明媚、素晴らしいところです。


港町であり、地形はナポリや熱海のように海と山の町、

大学も山の傾斜面にあり、校舎は階段だらけで、

荷物運びも一苦労でした。


教授専用の食堂でお昼をいただきながら、打合せ。

その日の日替わりはカレー、不思議なことに通常の韓国のカレーは薄口、辛くありません。


13時よりホールでワークショップ開始、

相変わらずノリの良い学生諸君、久しぶりの韓国語挨拶に大ウケしてくれました。


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例によって、体験型ワークショプ開始・・・・









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ケーブルTVやラジオの取材も入り、

こういった活動が紹介されるのは有難いことです。








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船弁慶の実演後質疑応答、様々な質問が飛び交います。

「装束のスタイルや色やデザインの意味は?」

「日本で能を見ると料金は?」

※0円~15,000円と、答えておきました。

「義経や弁慶は実在の人物か?」

「『ウオー』とか言っているが、意味のある言葉か?」

※最初、私の謡のことかとショックを受けましたが、
囃子方の掛け声のことでした・・・





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記念撮影が大好きな韓国の人々は、

体験に立候補せずとも、

ほぼ全員が交代でステージに上がってくるのです。


これは26回のワークショップで毎回のことでした。



ビジネスチャンスとしての日本語習得者がメインではありましょう。

ですから、今は中国語学科に押されています。

しかし、日本語学科の学生は、日本文化が好きな方も大多数だとか。


日本語と同時に、日本文化をもっと知ってもらいたい、

日本人の精神性を知ってもらいたい、

そして日本に是非、いらっしゃいませ、

能を見たいなら私が紹介します・・・

と、いつものように締めくくらせて頂きました。


90分のワークショップを終え、90分のフライトで関空に帰還、90分で実家能楽堂に帰り、

明日に向かって、稽古、稽古。