218 韓国Japan week 無事終了 その1

風の強い今日この頃ですが、はや桜も咲き始めました。

桜の咲くのは嬉しいことですが、桜の季節にイベントを企画している方には、

花嵐や花雨のご心配なことでしょう・・・。


さて、11日夜から15日夜まで、韓国で在韓日本大使館主催のJapan weekに

能のワークショップで参りました。


11日は東京のお弟子の稽古と、国立能楽堂研鑽会を済まし、

羽田20時過ぎの便でソウル金甫へ飛びました。

一行は4名、関空からは石黒実都君も同様時刻に飛び、

金甫にて5名集合、いつものように朴成均君の迎えで仁寺洞のホテルへ。


翌12日は9時出発、車で飛ばして3時間以上かかる、

江陵(カンルン)の国立江陵原州大学へ。

江陵Japan weekは、この大学をメインに開催されました。


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日本の文化芸術を紹介することの他に、

日本留学や就職の紹介、説明会なども開かれるのが、

毎年各地で開かれるJapan weekです。


江陵大学のホールでは、沢山の学生さんや地元の方々、

別所大使や道上広報文化院院長、国際交流基金ソウル日本文化センターの小島所長も

御臨席いただき、無事にワークショップも終了しました。


今回は私のワークショップの他に、

大使や道上院長、小島所長の講座もあり、

大道芸パフォーマンス、NAMI TAMAKI さんのミニコンサートなども・・・。


終了後、有名な「江陵浸透事件」の現場へ。

1996年、北朝鮮の工作員が潜水艦で韓国に侵入、

江陵での活動後、潜水艦で撤収する際に艦が座礁し、

やむなく乗り捨てて江陵山野に潜伏、潜水艦を発見した通りがかりのタクシーが通報、

軍の掃討作戦で20数名の北朝鮮工作員と潜水艦乗組員は戦士または自決、

1人のみ逮捕され(彼の自白で事件解明)、1人は未だ行方不明・・・

という事件現場には、未だその潜水艦があり、ひとつの証として展示されています。


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そばには監視塔もあり、穏やかな場所ではありませんが、

この地での大変な出来事を想像しました。


やがてソウルへの帰路に着き、仁寺洞のチェデガムでプルコギを食しホテルへ。


「その2」へ続きます・・・