いよいよ新年度、
進学、進級、就職、新任、新天地・・・と様々なスタートをなさる方も多い訳です。
3月20日に実家の香里能楽堂で開催された「伝説の灘校教師」こと橋本武師の講演は、
新生活をスタートなさる方はもとより、我々の心を浄化せんばかりの素晴らしいお話の数々、
しかも、ウィットに富んだお話ぶりに、能楽堂舞台開き以来の立見超満員のお客様一同、
楽しく、和やかに、嬉しく、人生の先達に感謝の一時となったのでした。
創立間もない灘高が新任先、その自由な気風に大いに活躍、
戦後の墨塗りだらけの薄っぺらな教科書は使い物にならぬと、
漱石が美しい日本語と評した中勘助の「銀の匙」を中学3年間の国語教科書とし、
単なる「国語授業」に留まらず、内容の実体験をさせて、
多いに横道にも逸れて視野を広げさせるという仕掛けも作られ、
やがて灘校を東大合格トップ校へと延ばした立役者。
そして、見たこともない物を批判することへの警笛も。
「灘高は自由な気風。教師にも生徒にも。生徒たちの考えを尊重する。
書きたいように書かせれば、ドンドン書くようになる。決して詰め込み教育ではない。
見もしないで決めつけられては困る。」
新米教師であった橋本武師は、やがて教頭になり、50年間も灘高に勤務なされました。
着任50年のお祝いには、黒木瞳を筆頭にタカラジェンヌ50人が駆けつけたとか。
そう、これも有名ですが、師は60歳からタカラヅカにハマリ、3日と開けずに通われたそうな。
また、師は能楽に大変造詣が深く、「翁」を見ねば年が明けぬ、とまでの愛好家。
100歳のご自身の人生経験から仰ること、当然ながら全て説得力の強いもの、
何故か、感動と勇気を頂けるのです。
そもそも、本企画は兄が企てたものです。
橋本師とは35年来のお付き合い、100歳のお祝いに詩を作り、
友人の音楽家、田島孝一氏が作曲、小中高の先輩バス歌手の武井正之氏が歌う・・・
という内々の企画が、何故か周りが巻込まれ?肥大化して、
お客様を入れて能楽堂で!となりまして、私も大層忙しい思いを致しましたが、
しかし、本当に素晴らしい催しとなりました。
当日のメニューは、師の基調講演から始めて、
武井氏の祝祭歌、今回、なんと氏には紋付袴で歌っていただきました。
ピアノ伴奏の赤松充子氏も袴姿で演奏、これは初めてではないかと思います。
若手による仕舞五番、マクベスの比較実演としてオペラと能の一部。
様々な表現をテーマに橋本師を囲んで、笠谷和比古氏、野住智恵子氏の鼎談。
兄作の新作能の一部を、特別国語授業として、会場全体で音読、
舞台で地唄舞の吉村章月氏が独音読、
即興で節を付けて私が謡。
お抹茶接待を含む、3時間越しの催しは無事に終了、
お疲れを全く見せない橋本師は、元気にお帰りになられました。
実はNHKの密着取材中で、大変であられたと思います。
4月9日17時10分からのNHK総合、「ゆうどきネットワーク」のコーナー、
「偉大なるお年寄り」に登場、この催しの場面も含まれる予定です。
関東・関西共に放送されるようです。
私のスマホで記念撮影をしてくれた担当ディレクターの言、
「密着取材を3日間させて頂いたが、あまりのお元気さに驚きました!」
師の最新著「100歳からの幸福論」、読まねば!
進学、進級、就職、新任、新天地・・・と様々なスタートをなさる方も多い訳です。
3月20日に実家の香里能楽堂で開催された「伝説の灘校教師」こと橋本武師の講演は、
新生活をスタートなさる方はもとより、我々の心を浄化せんばかりの素晴らしいお話の数々、
しかも、ウィットに富んだお話ぶりに、能楽堂舞台開き以来の立見超満員のお客様一同、
楽しく、和やかに、嬉しく、人生の先達に感謝の一時となったのでした。
創立間もない灘高が新任先、その自由な気風に大いに活躍、
戦後の墨塗りだらけの薄っぺらな教科書は使い物にならぬと、
漱石が美しい日本語と評した中勘助の「銀の匙」を中学3年間の国語教科書とし、
単なる「国語授業」に留まらず、内容の実体験をさせて、
多いに横道にも逸れて視野を広げさせるという仕掛けも作られ、
やがて灘校を東大合格トップ校へと延ばした立役者。
そして、見たこともない物を批判することへの警笛も。
「灘高は自由な気風。教師にも生徒にも。生徒たちの考えを尊重する。
書きたいように書かせれば、ドンドン書くようになる。決して詰め込み教育ではない。
見もしないで決めつけられては困る。」
新米教師であった橋本武師は、やがて教頭になり、50年間も灘高に勤務なされました。
着任50年のお祝いには、黒木瞳を筆頭にタカラジェンヌ50人が駆けつけたとか。
そう、これも有名ですが、師は60歳からタカラヅカにハマリ、3日と開けずに通われたそうな。
また、師は能楽に大変造詣が深く、「翁」を見ねば年が明けぬ、とまでの愛好家。
100歳のご自身の人生経験から仰ること、当然ながら全て説得力の強いもの、
何故か、感動と勇気を頂けるのです。
そもそも、本企画は兄が企てたものです。
橋本師とは35年来のお付き合い、100歳のお祝いに詩を作り、
友人の音楽家、田島孝一氏が作曲、小中高の先輩バス歌手の武井正之氏が歌う・・・
という内々の企画が、何故か周りが巻込まれ?肥大化して、
お客様を入れて能楽堂で!となりまして、私も大層忙しい思いを致しましたが、
しかし、本当に素晴らしい催しとなりました。
当日のメニューは、師の基調講演から始めて、
武井氏の祝祭歌、今回、なんと氏には紋付袴で歌っていただきました。
ピアノ伴奏の赤松充子氏も袴姿で演奏、これは初めてではないかと思います。
若手による仕舞五番、マクベスの比較実演としてオペラと能の一部。
様々な表現をテーマに橋本師を囲んで、笠谷和比古氏、野住智恵子氏の鼎談。
兄作の新作能の一部を、特別国語授業として、会場全体で音読、
舞台で地唄舞の吉村章月氏が独音読、
即興で節を付けて私が謡。
お抹茶接待を含む、3時間越しの催しは無事に終了、
お疲れを全く見せない橋本師は、元気にお帰りになられました。
実はNHKの密着取材中で、大変であられたと思います。
4月9日17時10分からのNHK総合、「ゆうどきネットワーク」のコーナー、
「偉大なるお年寄り」に登場、この催しの場面も含まれる予定です。
関東・関西共に放送されるようです。
私のスマホで記念撮影をしてくれた担当ディレクターの言、
「密着取材を3日間させて頂いたが、あまりのお元気さに驚きました!」
師の最新著「100歳からの幸福論」、読まねば!