キリストの聖地、「悲しみの道」をガイドに講座を受けながら歩きました。
有罪を受けて十字架を背負わされ、ゴルゴダの丘まで歩かれた道。
石畳もそもままに、しかし、今はバザールとなっており、熱心な信徒や遠い地からの巡礼者、
観光客、異教徒、様々な人たちが往き来するのです。
私どもは大変な聖地の、そのままにある事に驚嘆しましたが、
エルサレムの人々は2000年、3000年の歴史の中に棲んでおり、当たり前の感覚になっている様で。
有罪判決の場、第1ステーション ここから十字架を背負って。石畳も当時のまま
十字架の重みに耐えかねて手を付かれた場所、水を差しだされた場所なども聖地
13のステーションをたどり、最終ステーションは聖墳墓教会。
つまりキリストの墓の教会、ゴルゴダの丘の上に建っています。その下には墓が。
もっとも大事な聖地かと思われますが、宗教内派閥問題で管理者選定が困難だったとか、
仕方なく向かいに住むイスラム教徒の少年に鍵を渡し、毎朝開けさせることに・・・。
聖地の中の聖地の門鍵を異教徒に預けるとは!
その時代には3大宗教は今のように争っていなかったのか。
もっとも、エルサレム内では未だに共存しているのです。行った人間しか解らないと思います。
世界の宗教的雛形の地として、共存精神を発信すべき地であると思いました。
聖墳墓教会の門 当代キーパーソン
十字架から降ろされたキリストを乗せた石版 参拝者はキリストの血が染み込んだ聖板として
大事なものを置いて浄めたり、頭をこすり付けていました。
聖堂内にはキリストの墓とされる廟
聖地を悉く巡礼し、歴史を紐解かれ、真実を見た気がしました。
一同、自分たちの物の知らなさを痛感し、いよいよ今回の使命を強く感じたものでした。
そして、いよいよ今回のメイン公演にむけて移動を始めます。
④にて・・・