2017年10月アーカイブ

いよいよ明日28日は第3回大阪満次郎の会です。

本日は申合せ(リハーサル)も無事に済み、舞台以外の空間も

準備完了です。


●迎え花の装花は熊野寿哉氏、松を使った作品です。

能「松風」で使用する作り物、これは通常楽屋で若手が松の枝ぶりも整えて

製作するのですが、熊野氏にお願いしました。


花屋さんの持ってくるありきたりの枝ぶりではなく、

まるで松が舞っているかのような枝ぶり!

イメージが膨らみます。


●仕舞、狂言も勿論見どころ豊富ですが、

今回は「能物語り」として朗読劇が御座います。

昨秋出版された「能の本」の著者、村上ナッツさんが「能の本2」の為に書かれた

「松風」を読み下します。

朗読は15万石大名格の嶋原太夫の葵太夫。


嶋原の太夫は皇族や大名たちのお相手をしてきたため、

芸事一般だけではなく、様々な事に精通している必要があり。

その伝統は受け継がれています。


葵太夫も、一般的な三絃、舞踊はもちろん、

琴、琵琶、鼓などもなさいます。

今回は一絃琴で「須磨」の部分演奏もしていただきます。

そして嶋原太夫のみの登場儀式、「かしの式」も願っており。

滅多に見られないものですからお見逃しなく!


朗読から「お調べ(囃子の演奏儀式)」が続き、能がそのままつながって始まります。


深く能を味わっていただけるものと確信しております。


父の「追善」とうたっておりますが、お気軽にお出かけください。


当日券御座います!


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すっかりご無沙汰してしまい、申し訳ございません。

といいつつ申し訳でございますが、

PCの故障、携帯の故障、結膜下出血によるPC作業制限、能繁期による忙殺、

内閣府定例立入調査、PR大使就任、原稿地獄・・・・

それなりに忙しく過ごしております身に、3倍ほどの仕事量か圧し掛かり、

不眠不休の日々に舞台も勤め、苦しんでおりました。


己の能力の無さもありますが、2ヶ月で18回と言う主演ペースは、

とんでもない事態です。


しかし、どれも大事な舞台、意義の深い催し、他人に任せられない、ものでした。


年末に纏めのご報告をしたいと思っております。


今月初めは中秋の名月を中心に、月見宴能がたくさんありました。

3日 群馬甘楽薪能 国名勝 楽山園 「船弁慶」

4日 淀川枚方地区 千人の月見の宴 「黒塚」

5日 沼津御用邸西附属邸 栗名月の宴

7日 熱海海辺 月の道薪能 「羽衣」 「月の道」

引続き、

8日 宝生会定期能 「梅枝」

15日 東海巽会大会 主宰

21日 長島茂の会 仕舞「船弁慶」

22日 宝生特別公演 「安宅」延年之舞 筆頭山伏

24日 カリフォルニア訪日団 能ワークショップ

28日 大阪満次郎の会 「松風」

29日 京阪神巽会 主宰

といった状況でございます。

満次郎の会、東西ございますので、何卒ご高覧願います!


11月は

3日 七宝会深秋公演 「放下僧」 「蝉丸」舞入

4日 広島平和能 「井筒」

5日 あまねく会大会 主宰

8日 枚方市70周年記念式典 「高砂」

9日 能楽堂リレー公演 「黒塚」

11日 沼津御用邸本邸 薪能「融」

21日 大阪美術クラブ 船場能の宵 「葵上」

23日 羽衣国際大学能楽鑑賞会 「鞍馬天狗」

25日 東京満次郎の会 「景清」 「マクベス」


お出掛け下さいませ!


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