興福寺、国宝の東の金堂前で例年行われる「塔影能」、
お天気も良く無事に勤めることが出来ました。
仏様に奉納する法事でありますので、
まず第一に無事に勤めることを最大の目的に致します。
翁を勤めるのと同じです。
最初に法要があり、陪観者(お客様)もご一緒に立礼三拝して開始、
奉納役者代表として、私も舞台正中に進み座礼して
能組へと進みました。
東金堂と五重塔
舞囃子「天 鼓」辰巳和磨 笛 藤田六郎兵衛 小鼓 成田達志 大鼓 高野 彰
狂 言「寝音曲」茂山 茂
能 「葛 城」神楽 辰巳満次郎 福王茂十郎
南都の能の聖地で、奉納させていただくことは名誉であり、
また、悠久に思いを馳せることで御座いました。
既に終了時には相当に冷え込む季節となっておりました。
静かに更け行く月夜で御座いました。