329 家島船上能 無事開催!

7月22日、家島天神祭の宵々宮として家島船上能を企画・公演しました。


姫路市の離島、「家島」での能は、昨年に引き続いて2度目でした。

昨年は神武東征に立ち寄られたと伝わる、家島神社境内での姫蛍能。


今回はなんと、獅子神楽舞い以外には使われたことのない

壇尻船を拝借しての、家島天神祭祝祭祈念 船上能として

およそ歴史上はじめての船上での公開奉納能となりました。


壇尻船の舞台部分は3間四方あり、屋根がついて本当に立派な船です。

家島の数ある伝説を新作「能物語」として古典と組み合わせました。

国生みの島として伝説のある家島。

「国生み 壱」「国生み 弐」として、

イザナキ・イザナミのオノコロ島へ降り立つところから国生みまで、

2部に分けて演じました。


遠く北海道からご高覧いただいたお客様もあり、

暑い中でしたが熱心に御覧いただきました。

島を上げてのご協力で、なんとか無事に終了しました。

家島神社では奉告祭もお願いし、船上能では遥拝の儀もしていただきました。


幸い天気も良く、昼夜公演は無事に終わり、お客様も出演者も

家島のとれとれ島御飯を満喫し、高速艇で姫路港へと。


まだ課題は御座いますが、やがて島の活性化につながればと願い、

また、森羅万象への奉納が出来た喜びに胸を躍らせました次第です。



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